樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2011年3月19日土曜日

3月17日 植物移植しました

3月17日(木)の午後、植物移植しました。
2008・9年に「ふれあいホール」から移植した「緑のたからばこ」の
植物たちが大きくなり、隣どうしでぶつかり合う状態になっています。

このままだと健全に育たないので、隣地に(仮)移植しました。
これらの植物たちは今後の公園整備で生かせるよう、
日野市に働きかけているところです。

今回移植したのは 「ハリグワ」高さ1.3mと「ムクノキ」高さ2m
の2本でした。  
ハリグワ を詳しく。 (←クリック)
ケヤキ・エノキ・ムクノキの違い (←クリック)

突然の企画だったのですが、急遽SFさんが駆けつけてくださりました。撮影をお願いしました。
ありがとうございました。

それでは手順です~
(1)木の周りの根を掘り出します。







(2)細い根(髭根)と周りの土をできるだけ残して…
  木は髭根から水を吸い上げるので、これを残すのが重要。ないと木は水が飲めないのですよ。


(3)掘り起こしました

(4)植替え先に持っていきます

(5)元々あった場所の土を根の周りに入れます。元あった所の土は、木を確実に根付かせるためには大きなポイントです。







(6)水をジャブジャブに入れながら、棒や足で隙間を作らないように土を入れます。(水ぎめ) そして完了。







作業途中で気づいたのですが、実はSFさんは左手を骨折していて・・・撮影のほかに水運びまでも手伝って下さいました。ほんとうにありがたいです・・・ 分かっている作業とはいえ一人だと心細い上に、水を用水からくみ上げるのが大変な重労働なんですよね。

近日のお休みの日に、もう2本ぐらい移植したいと思います。
それでしばらくは大丈夫でしょう。
移植は芽が出る前が勝負なので、時間が限られています。
例えば、イボタノキは既に芽が出たので、移植すると枯れる可能性が高いです。

ちなみにSFさんは自宅で牛額草(新撰組の資金源になった?石田散薬の原料)を自宅で栽培しています。
その芽の画像も送ってくださいましたので紹介します。

2011年3月13日日曜日

仲田の森に関する近々

<画像はクリックすると拡大します>
梅の花が咲きました(3月4日)
今も入口脇で咲いています。

更地になっている東側は既に売却に出ていたようです。(3月4日)
ふれあいホール隣のここはどうなっていくか、気になるところです。

「どんぐり育てよう会」やりました。

先日の地震、皆様のご家族、ご親戚はご無事でしたでしょうか?

当会のメンバーも、仙台の親族で連絡が取れなかった方
(命は大丈夫だったみたいですが)や、都内でからの帰宅困難者がおり、
いつもの中心メンバーが集まれませんでした。

しかしこの時期を逃すと春に入り、木々が育たないため
「どんぐり育てよう会」を行いました。
そのなか、駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。
ありがとうございます。皆さんと一緒に植えました。

はなちゃんが荷物運びを手伝ってくれました。
必要な道具を自宅から持参。森には極力荷物を置かないようにしています。
<以下画像はクリックすると大きくなります>









今日植えるドングリは「クヌギ」「ナラ」(日野市内・Sさんのお庭産などから)  クヌギを詳しく ナラを詳しく(←クリック)
ほかに・・・


仲田の森の、今後撤去される可能性の高い場所に生えている「ヤマノイモ」の実です。(画像3つ目の小さい粒ね)








実は植える前に2日程水に漬けると発芽率が上がるそうで、SFさんが水に漬けた「カヤ」を持参してくださいました。「カヤ」(日野市内・石田寺産)
石田寺のカヤの木(←クリック)











どんぐりは水につけて、浮いたものは除きます。沈んだものを使います。
浮くのは虫が食べたりして中身がないからです。
ちなみに発芽するとこんな感じ。ぴょんって芽が出ています。
プランターに土を入れ、土に穴をあけて、そこに3粒ずつ入れて
土をかぶせます。だんだん参加する友達が増えてきました。
みんなで水をいれます(実は水を汲むのが一番たいへ~ん!)
運ぶ途中アクシデントがあって、水をかぶっちゃった子もいました。
でも頑張って、土に水を含むまでしっかり入れました。
みんな夢中になってやってくれてます。
ちょっと疲れてきた頃合いに、参加できないOさんが、
わざわざ飲物を届けてくださいました。ありがとうございました。感謝です。
(子供たちには無理やり写ってもらった感が…)
また、まなざしさんの活動でたき火をやっていたので、
火を借りてマシュマロを焼きました。貸していただいてありがとう。
これでみんなまた元気に。

作業再開すると、土の中からカナヘビが顔をだしました。
カナヘビを詳しく カナヘビ2  (←クリック)
まだ寒いからか、動きが緩慢で、簡単につかまりました。
このような意図しない発見も、森の保全活動の醍醐味です。
「わーうごいてるー」子供たちはチョー興奮!
土をかけ、落葉を乗せて(落葉が土の乾燥を防いでくれる)
「緑のたからばこ」内に移動して、今日はおわりました。

おつかれさま!そしてありがとう!みんなの木が元気に育つといいね。
ひきつづき、育ち具合をレポートしていくつもりです。
また、森に一緒に入って、観察ができる機会を設けたいと思います。

当会の活動は、参加者のご協力、各会員の小遣いと差し入れ・カンパ、
日野市文化スポーツ課のご協力、多くの方々の力で楽しく成り立っています。
土に触ると元気が出ますよ。ぜひ遊びにいらしてください。

2011年3月12日土曜日

<本日> 「どんぐり育てよう会」/植物移植について

昨日の震災でご家族の方々はご無事でしょうか。

当会のメンバーは、現在も帰宅できてないものがおり、
たいへんな混乱状況が伝わってきています。
昨晩は電車が止まり知人を車で送りましたが、
街道沿いは大変な渋滞でした。

会のメンバーも揃う目途がつかないところで、
参加者を準備万全でお迎えできる状況ではないですが、
植物的には、3月中旬を越しての移植は枯死の確立が高くなることもあり、
佐伯が一人で現地におります。

「どんぐり」も持参しのんびりとやっておりますので、
もしご都合つかれる方は遊びにおいで下さい。
くれぐれもご無理はなさらないように。

======================
【日時】 本日 午後1時~ のんびりと。
【場所】 仲田の森 入口入って右方向、噴水となりあたり
【持物】 軍手、水筒、(もしあれば)植えるポットのようなもの
======================

2011年3月7日月曜日

なぜ 「森」が必要か?

詳しくは書けないのですが、「仲田の森」に残された最後の緑地が、来年以降、森として存続できるか、今月はその分岐点に来ています。

これまで日野市内外の、大勢の方々に多大なる協力をいただいて、5年に及ぶ歳月と労力を費やしてきましたが、そこでは力の至らなさを感じています。

なぜ私が森にこだわるのか人に問われたとき、これまで的確な答えをできずにいました。しかし5年続けたことと、ある意味、切羽詰まった状況において、ようやく分かったような気がします。

経験に基づいた記憶は、その人を確実に変えると思うのです。


仲田の森にある大樹を見たとき、見るだけでなく、よじ登って幹に抱きついたとき、生命力の根源というものを私は感じました。これはパソコンや文明の利器では得られない感覚だと思います。

それは理屈ではない。教科書に出てこない。しかし素直な状態になった人ほど、分かってもらえるものだと思う。小さい木では感じられない絶対的な安心感。そのような大樹を、自分の住む街で見たいのです。

そして大樹というのは、大樹一本あれば生きられるものではない。そういうことを知ったのも、仲田の森があったからこそでした。大樹の周りの小さい木々や草、地衣類と言われるコケ、キノコ、昆虫と鳥、小川の生き物たち。それら全てが生きられる環境で、ようやく生きていけるのだということを。当初は意味が分からずも、仲田の森の活動を通じて知りました。そして自然発生する、意図しない草木の恵みがあるからこそ、人が親しみを持てる場所になる。人が集え、人が森という「場」を大切にする。 いままさに、あの「場」はそういう流れにつながってきている。

だからこそ、この場所は「森」でなくてはいけないのです。

◇◆◇◆◇

ぜひ皆さんにも、森の良さを知ってもらいたい。自分の住む町に森があるのとないのとでは、どれだけの差があることか。

森が森として育つには、数十年の単位がかかるのです。今年はその元年となるよう、なんとか端緒につけたい。いま森に来る子供たちが大人になって、自分の子供を連れて戻ってくる頃、いま森にある幼木が、ようやく森を構成する木々となる。いまある大樹は本当の大樹となる。 そういうイメージを、皆さんにもぜひ、森に来て ”イマジン” してもらいたいのです。 自分の孫に何を語り、何を伝えるのか。そういう「場」があれば、日野市民として末代まで誇れるじゃないですか。

何かを残すなら、そういうものを私は伝えたい。


これまで皆さんに色々ご迷惑おかけしてきました。
しかしこれからも、どうぞよろしくお願いします。

(画像のイチョウはすでに仲田の森にいません。細かい部分はさておき、未来の仲田の森の大樹をイメージしてUPしました)

2011年3月5日土曜日

【予告・再】 3月12日(土) どんぐり育てよう会 +α 

3月12日(土曜)に「どんぐり育てよう会」を開きます。

日野のドングリをポットに植え、”自分の木”を育てて
成長を一緒に観察しよう、という企画です。

”木を植える体験”したことありますか?
小さい子からおじいさんおばあさんまで参加できます。

自前のポットがあればお願いします。
スコップもあるといいかも。なければいいです。
あとはヤル気、育てる気、にょっきにょき!
==================
【日時】2011年3月12日(土曜) 
     午後1時~4時
    (雨天時翌日)

【主催】自然体験広場の緑を愛する会
【協力】日野市役所文化スポーツ課
    (ご協力ありがとうございます)
==================
【お願い】
今回は緑を愛する会スタッフが少ないので、
手伝ってくれる人がいないとたぶん焚火ができません。
また手伝ってくださいね。
※「緑のたからばこ」の植物が大きくなり、緑を愛する会として移植もします。
 よかったら手伝ってくださいね。

2010年12月19日<森の恵み会>活動報告(1)

これまでUPできていなかった、過去の活動です。

2010年12月19日 <森の恵み会> が行われました。
普段お世話になっている森を大切にしていくために、
森の落葉掃除と木の根元を大切にする作業を行いました。
最後は豚汁で体を温め、鳥の観察やペーパークラフトで終わりになりました。

動画は以下をご覧ください。(日野ケーブルテレビ)
http://nakadanomoridayori.blogspot.com/2010/12/1219.html
==========================

多くの人が来る前に、下準備を会のメンバーで行いました。
豚汁の具になる野菜を森の隣にある噴水の水を使って洗います。
野菜は日野市内の農家・和田さんの地場産野菜です。












野菜を切っています。法政大学、首都大学の
学生さんも手伝ってくれました。








焚火・かまどの準備をします。
枯枝も森にある大切な”資産”です。
普段は昆虫の家になっています。







参加者が野菜を持ってきてくれました。ありがとう。








日野第一中学校の自然科学部も参加。
ホウキを持ってきてくれました。緑を愛する会はホウキを持っていません。
スポーツ公園から借りていますが、かなり足りません。本当にありがとう。








時間になり、いよいみんな集まりました。

 
 
 
 
 
 
 
本格的に作業スタートです・・・
(2)につづく

森の恵み会 (2)

<森の掃除チーム><木の根対策チーム><豚汁つくりチーム>に分かれて活動開始。写真は掃除チームをドキュメントします。

森の入口周辺は落葉がすごくて、近所に住む人は大変なんだそうです。
そこで、入口から信号機手前まで路上の落葉をみんなできれいにしました。










側溝にたくさんの落葉が詰まっていました。それも掻きあげて掃除します。









こんなにとれたー★★









落葉は森の土に返します。そして次の命につなぎます。
積んだ落葉は飛ばないように、
剪定枝(スポーツ公園で切った枝葉)を乗せて重しにします。










終わったら豚汁で冷えた体を温めました。








(3)につづきます…

森の恵み会 (3)

双眼鏡で鳥の観察もしました。人が多いとちょっと少ないかな?
過去にはキツツキもきています。








市内の鳥の好きな方に手伝ってもらい、仲田の森や日野の鳥の紹介コーナーをつくりました。写真や絵で解説しています。








「緑を愛する会」特製ぺーパークラフトでそれらの鳥をつくりました。







それをモビールにしました。












最後にみんなで写真をとりました。











今回は作業を撮れませんでしたが、粗朶(枝葉)を木の根元に囲って
根元を養生しています。木は根を踏み固められると生きられません。
どうぞみなさんも、大きな木をみたら、足元も見てあげてね。












そんなこんなで、森の一日がおわりました~
仲田小、日野四小、日野一小の子も来てくれました。
みんな集まって手伝ってくれてありがとう。

この人の集まりこそ、森の恵みですね。
今日はもりだくさんだったけど、また森でいい一日をすごしたいですね。

2011年3月2日水曜日

とある方からメールが来ました

緑を愛する会の活動には様々な方が関わってくださっています。
Oさんよりメールが来ました。
仲田の森の昔が、目によみがえるメールでした。
皆さんには、これからの森がどうあれば、人にとって豊かな存在になるのか、
ぜひイメージしてもらいたくて、ここに引用します。
==============================
某日、市民大学にて、Y先生の桑園の昔を、講義して頂き、
昭和40年から東町に住んでいたので子供達は桑園の中が遊び場だったので、
とても懐かしかったです。その頃桑園には、クワガタ カブトムシがいっぱいいました。
全ての施設が懐かしかったです。真ん中の道は一般市民も通れました。
その子供も、もう4×歳です。
元気で頑張ってください。 Oより
==============================

2011年3月1日火曜日

2010年11月27日

これまでUPできていなかった、過去の活動を順次UPしていきます。

【2010年11月27日】

首都大学東京のイベント「ひのノンフィクション」において
「森を食べる」という企画で、中山晴奈さんと一緒に森を一周するツアーを行いました。


(画像:中山さん)





仲田の森を一周しながら、足元の植物を見て回りました。
この日はオニフスベらしい巨大キノコが見つかりました。


















別の場所では足元の野草をみんなで試食。
どんな味がするんだろう。
フルーティなものからすっぱい味?までいろいろなんだね。













植物を採るときには、その植物が生き残れるように
配慮しながら採取しました。

森を一周した後は、中山さん特製「仲田の森茶」がふるまわれました。
クワ・ビワ・クマザサの、仲田の森に生える植物だけで作ったお茶です。











また、仲田の森の野草を生ハムで包んだ特製サラダも出ました。
中山さんのセンスで森をみると、仲田の森はますます魅力的に見えてきます!








最後はみんなでだんらんして終わりました。