森の木の根は、畑の野菜の根と違って、たいへん熱に弱いのです。
ですから、「潤い」のない「熱い土」に生える木は、
「乾燥」と「熱」のダブルダメージを受けます。
もともと元気がない理由をもった木には、かなりしんどい状態です。
雑草の生えすぎは大変見苦しいものです。しかし手当てすべき期間は
草や落葉もときに必要で、バランスが大切なのです。
潤いのないお肌は、まるで焼けただれたお岩さん状態です。
女性のお肌も、畑も森も、じつはみんな「潤い」を求めて
同じことをしているのですね。つまり人と自然は同じなのです。
仲田の森の、水やりの意味についてお話ししました。
さて、今年は、8月7日が立秋でした。
そして昨日9月11日は富士山に初冠雪があったとか。
平均気温9度を上回る暑さに、秋と言われてもピンとこないですが、
暦上は秋です。それを裏付けるかのように、夜は秋の虫たちが
わんさと鳴いています。仲田の森では、小川周辺の草あるところで
虫の音が聞こえています。彼らが鳴けるのは草など隠れ場所となる所。
ぜひ、身近な自然に耳を傾けてみてください。
きっとあなたの、日本の四季を愛でる心が騒ぐかと思いますよ。
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