樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2010年7月31日土曜日

トップ画像が新しく♪

夏の、いまの仲田の森らしく、にぎにぎしい画像になりました。
えっ…にぎにぎしすぎる?えへっ。

ちなみに、画像はぜんぶ仲田の森のものです…

2010年7月30日金曜日

7月25日仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベントご報告 その1

この前の日曜日25日に「仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント」無事行うことができました。当日参加してくれたのはベビーカーに乗った赤ちゃんから大人まで、のべ30人以上の皆さんです。

仲田の森の、鳥のお話

まずはある程度人数が集まったところで、今日の特別講師である福本先生から鳥のレクチャーを受けました。


福本先生は鳥の深い知識をお持ちです。最初に「今日この仲田の森で見かけた鳥は何種類くらいいたと思いますか?」と質問を投げかけられました。皆さんはどれくらいだと思います?実はわずか30分程度の間にヒヨドリやシジュウカラを始めとして10種類くらいの鳥(※注1)の声や姿を見かけられたとのこと。それから画像をプリントアウトしてきて下さったものを使って、それぞれの鳥の姿や特徴を教えて頂きました。みんな吸い込まれるようにお話に聞き入ってしました。普段、自然と離れた生活をしていると、自分の身の周りには自然の生き物がいないなぁなんて感じることもありがちですが、ちゃんと自然に「アンテナ」を立てていると、自然は応えてくれるんですね。そのアンテナの感度をあげることを教えて頂いた感じがしました。


仲田の森の、腐葉土のお話



次にもう1人の特別講師、柳元先生から「腐葉土」についてのレクチャーです。柳元先生はペットボトルの底と蓋を抜いたものに腐葉土を詰めたものを用意して来て下さいました。そのペットボトルを逆さに持って、水を注ぎ込みます。普通に考えたら、ペットボトルの下の口から水がダラダラもれる、はずですよね。しかし、予想に反して、水はすぐには出てきません!500ml…1Lと注いで、ようやく下から漏れてきました。つまり、2Lの腐葉土ならば約1Lの水を吸収することができるわけです。その「腐葉土」の保水力が森に潤いを保ってくれるのですね。
また柳元先生はこの森の歴史、すなわち蚕糸試験場だったこと、それが出来る経緯、そしてそこで働いておられた、まだお元気な方に伺ったことなど貴重なお話をして下さいました。


仲田の森の腐葉土はどこからくるの?

三番目に当会の佐伯がその「腐葉土」がどうやって作られるかについて、小冊子「仲田の森と人のぐーるぐる」を使いながら説明しました。この小冊子、実は「森のお茶会」に来て下さっているWebデザイナーの玉腰さんのご協力でできた力作!です。この小冊子で森と自分自身とのつながりや循環を感じてもらえたら、と思っています。

さて、土について説明するだけではなく、実際に「腐葉土」を感じてもらおうと、みんなで「腐葉土」が積もった場所に移動し、実際に土に触ったり、匂いを嗅いだりしてもらいました。
リアルに土の大事さを感じてもらえたのではないか、と思います。


様々な虫との出会い



ここで森昆虫博士S君は森の中から早速カブトムシ発見!流石ですね。また、ジュニアリーダーの方が生きたタマムシを見つけて持ってきてくれました。正にこの森の豊かさを感じる時でした。それを見たハナちゃんは紙に絵を描き始めました。お母さんの話では、自分から積極的に絵を描くのはなかなかないそうで、ハナちゃんの積極的な変化に、お母さんも大変よろこんでいました。森の豊かさは人の”こころ”も暖かくしてくれるのですね。わたしも幸せになりました。


おねがい
帰る前に見つけたところに返してあげよう。そうすれば、また元気な姿がみられるよ。持って帰るとどんどんいなくなっちゃうよ。

≪その2へつづく…≫

7月25日ご報告・その2

腐葉土と粗朶(そだ)の移動

お茶とお昼で一服した後は今回のもう1つのテーマ「腐葉土」移動です。元々この森は人の出入りが限られていたため、そのままの状態が残されていましたが、現在多くの人がこの森に関わって、入ってきてくれる機会が増えたことで土も踏み固められたりしてしまっています。そうすると腐葉土の層が無くなったり、風で飛ばされて薄くなったりしている場所が増えているのですね。



もちろん多くの人がこの仲田の森を知ってくれることは嬉しいことなのですが、腐葉土はこの森の生態系を支える大事な土台ともいえる存在で、無くなってしまっては一大事です。そこで緑を愛する会では夏の開放の時期だけ「腐葉土」を移動し、市役所と秋以降相談の上適切な場所に復旧しようと考えています。今回はその「腐葉土」移動と、木の根保護のための「粗朶垣(そだがき)」用に積まれていた枝の移動を作業することになっていました。



正直やる前は「これだけの土や枝の移動をできるのかな?」と不安だったのですが、作業を始めてみると、お手伝い下さった参加者の方々のエネルギーや意欲も高く、次々に運んでいってくれました。また、単調な作業もみんなで話しながらやると楽しいものです。一人でやるとツライ作業もみんなで楽しく、しかも当初の予定よりぜんぜん短い時間で終えることができました。本当にありがとうございました。移動先でどんな良い土になってくれるのか楽しみです。



作業の合間にはこのイベントに来られた方や通りすがりの方とお茶を飲みながら語らう時間がありました。こういう時間って大事ですよね。初めての人たち通しが無理なくお互いを知り合ったり、森の空気を感じたり。ここでは街の中と違う空気、時間が流れているのを感じられます。


水中の生き物をつかまえよう

夕方になって、魚や水の中の生き物観察に出かけました。まずはペットボトルを使って、それぞれが「セルビン」を作ります。「セルビン」は、中に撒き餌を入れて、魚や水の生き物をおびき寄せて捕獲する罠の一種です。森の中に引き込まれた小川、そして外の用水に「セルビン」を仕掛けます。何が獲れるかな?ワクワク・・・。



結果は、ザリガニ、カワニナ、川エビ(※注2)でした。
残念ながら今回魚は獲れませんでしたが、やはりこの仲田の森とその周りの水の環境は豊かな生態系を育んでいることが目で実際に確かめられました。皆さんは日ごろ歩いている道の脇の水の中にこんな生き物がいるのを知っていましたか?ちなみにこれらの生き物たちは十分に観察させてもらったら「ありがとう」と一緒に元の水の中に戻しました。大きく育ってほしいですね。


≪その3へ続く…≫

2010年7月28日水曜日

7月25日ご報告・その3

楽しかった1日も終わりが近づいてきました。お茶を沸かしたり、参加者の方から差し入れて頂いたじゃがいもを焼いたりしてお世話になった焚き火も最後に向けてしっかりと燃やしきりました。火は感謝とともにきっちりと燃やしきる。これからの森のために心のこもった安全管理をしっかりしていきたいと思っています。


参加者のご感想
では、参加した方の感想をご紹介したいと思います。

◆ 子どもと遊び回り、腐葉土移動もしたCooさんのご感想 ◆

「いや~、楽しかったな~・・・」家路につきながら、思わず呟きました。何が楽しかったって? それを一つずつ言葉にする必要がないようにすら思えるほどの爽快感と充実感! そんな感じ。子どもの頃、野山を駆け巡って遊び、ヒグラシの音色と共に家に帰ったあの感覚を思い起こさせる何かがありました。

「うっひゃー!すんごいね!」

が思わず何度も口から出てしまう一日でした。腐葉土の感触や香り、沢山の鳥たちの存在、そんなところにいたのね!な昆虫たち、子どもたちの豊かな感性と大笑い、焚き火で焼いたジャガイモやマシュマロの美味しさ!・・・今思い出してもニンマリしてしまうほどの「うっひゃー!」の数々でした。

木漏れ日と共にコロコロ笑い、猛暑の暑さを忘れるほど涼やかな風と共に、森の中を走りまわる子どもたち。そんな素敵な背景をしょって子どもたちは思う存分遊んでいました。そんな姿を眺めていて、ふと思ったこと・・・「仲田の森が今のこの姿でなくなったら、この子たちはどんなものを背景に遊ぶのだろう・・・」
これは、私たち大人が、子どもたちにとって何が本当に大切なのかを、今一度真剣に考えてあげるべきことなのかもしれません。
 
子どもたちに限らず、そこに集う全ての人々に「うっひゃー!」を生むこの森を、今後も大切に、心から大切に思い、その気持ちを常にもって、皆で思いっきり遊び、たっくさん学べたらなぁと、改めて思った一日となりました。

みなさん、ありがとう。そして、仲田の森よ、ありがとう! また森で。

≪ Cooさんのブログ…仲田の森特集 ≫
http://ameblo.jp/coomoon/entry-10602965321.html


今回は当会としては盛りだくさんな内容でしたが、特別講師の先生方を始め、さまざまな参加者の皆さんのご協力で素敵な”手作り”の一日を送ることができました。森の「昆虫博士」のS君も「またやろう!また来たい」と言ってくれて、われわれもまたこのようなイベントを通じて、市民の皆さんとこの森がふれあい、つながれる機会を作っていきたいと思います。また、このブログなどを通じてお知らせしていきますので、興味をもたれた方、お気軽に森まで起こし下さい。森でお待ちしています!

あらためて御礼
ジャガイモ、こおり水の差し入れ、カンパをありがとうございました。
みなさんと一緒に、おいしくいただきました。

(※注1)この日午前中に見られた鳥
オナガ、メジロ、ムクドリ、シジュウカラ、コガラ、キジバト、ハシボソガラス、スズメ、ヒヨドリ、チョウゲンボウ
(※注2)この日に出会った生き物
(またみんなと会えるように、終わりに返しました)
カワニナ、ヌマエビ、ザリガニ、カブトムシ、ヤマトタマムシ


ご質問がありましたが「自然体験広場の緑を愛する会」は政治・宗教団体と関係ありません。
こんなにも素敵な仲田の森を今後も残していきたいな、そう思ってボランティアで活動する、仲田の森を愛する地域の一般市民です。

2010年7月24日土曜日

明日7月25日のお知らせ

明日の7月25日の
≪ 仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント ≫
一人、一日ずっと講師はいますが、
さらに午前中にスペシャル講師、鳥の先生と、土の先生がいらっしゃいます。
どうぞお楽しみに!


明日お配りする小冊子「仲田の森と人のぐーるぐる」が
なんとかできました。その一部をご紹介しますね。
この冊子は森で遊びながら森を知ってもらうための冊子です。
読むだけでなく、講師と一緒に遊びながら色をぬったり、文字を書き込んでいくと
”その子だけの”一冊の本ができ上がります。
もちろん大人も楽しめるように努めてつくりました!お楽しみに!

2010年7月16日金曜日

7月25日チラシできました!(再)

チラシを玉さんが作ってくれました!きゃほ~ありがとうございます!
みなさん、いらしてくださいね。

≪ 仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント ≫
7月25日(日) 午前10時~午後4時
(詳しくは7月10日を参照)


<森の大地の地層と木の関係を知ろう>
<腐葉土おっ!?><ペットボトル魚とり>
…に参加したい人は、空のペットボトル3個(大きいほうがいい)
 たぶん濡れるんで、タオルあるといいです。



※上記内容に参加された方には、 ただいま必死に!!制作中の小冊子
 「仲田の森のぐーるぐる」進呈予定。

・お茶のみ用マイカップ、軍手、タオル
 (こちらはお茶の用意だけでお昼の用意はありません)

オニグルミ移植及び2010年2月に移植した植物について

このブログでもお伝えした、オニグルミの移植が6月17日に行われました。
移植後、無事根付いてくれることを我々としては願いつつ見守っていきたいのですが、
ここで一つ皆さまに悲しい事実をお伝えしなければいけません。
事前の計画としてはオニグルミは移植エリアで、
2010年2月に30数名の皆さんに参加して頂いて移植した植物たちと共に育っていってくれるはずでした。しかし、オニグルミの移植が行われた週末に仲田の森の様子を見に行くと、
オニグルミ周辺の以前に移植した植物は全く無くなり、
オニグルミのみが裸地となったスペースに植えられていました。

画像赤エリアに、皆様と2010年2月に植物移植をした植物たちが春に芽吹き、育っていました。


そこで緊急に市役所に連絡を取り、事情を確認して頂きました。
市役所の方でも現場の方々と話をし、やりとりをした結果、
以下のような文書で説明と謝罪がなされることとなりましたので、この場を
通じて、皆さんにお届けしたいと思います。

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自然体験広場の緑を愛する会
代表 佐伯 直俊 殿

日頃から市政にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
とりわけ、ただいま工事を進めております(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事に対してご理解をいただき重ねて御礼申し上げます。

さて、(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事についてですが、現在、敷地内の樹木の移植や伐採を進めているところです。大変申し上げにくいことではありますが、請負者の指示・伝達の不徹底により、貴殿の呼びかけによる市民ボランティアの方々が移植した樹木を誤って伐採してしまいました。このことで、市民ボランティアの方々の思いや「自然体験広場の緑を愛する会」の取り組みを深く傷つけてしまいましたことについて心からお詫び申し上げます。

伐採に至ってしまった経過は、次のとおりです。平成22年6月17日、請負者は、鬼胡桃の移植先の目印として駐車場予定地の西側の掘削を行いました。掘削後、敷地境界線上の樹木の伐採範囲を示していたトラロープを、掘削部分への安全対策の目的で、鬼胡桃の移植先を囲むように張り替えました。このときの作業は2次下請業者の職長が行いました。翌18日、前日とは別の2次下請業者の作業員が、鬼胡桃の移植先に隣接していた市民ボランティアの方々が移植した樹木がトラロープの範囲内にあったため、誤って伐採してしまいました。市では、市民ボランティアの方々の思いを大切にするため移植、伐採に先立って、敷地内、周辺の樹木の移植、伐採について請負者と現地で、切ってよいものと切ってはいけないものの確認を行ってきていたこともあり、今回の件は、非常に残念なことと思っております。原因としては、請負者の日々の作業状況の確認が不徹底であったことや作業員への指示、伝達が不十分であったことが主なものです。市としては、今後このようなことが起こらないよう、請負者へ改善措置を求め指導を強化してまいります。

今回、誤って伐採してしまいました樹木は、2月6日に貴殿が主催されました「自然体験イベント 樹木のお引越」で、小さなお子様を含めた市民の方々30名以上が、午後1時から半日かけて移植した約13種類、25本で思いが込められた樹木です。今後、整備が進むだろうと予測される自然体験広場の緑を、一時的に移植し、少しでも将来に引き継ごうという取り組みには本当に共感を覚え、支援してきました。さらには、「次の時代に美しいふるさとを渡そう」をスローガンに、「水と緑の文化都市」の完成を目指す市の姿勢とも同じものであるように感じております。

誤って伐採してしまった樹木は、残念ながら伐採前の状態に戻すことはできません。また、同じような樹木を新たに植樹すれば済むとも考えられません。市民ボランティアの方々の思いや「自然体験広場の緑を愛する会」の取り組みを大きく損なうこととなってしまいましたことは、とり返しのつかないことと感じています。その、何にも代えがたい思いに対して、今後の(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事において、少しでも緑を将来に引き継ごうという市民ボランティアの方々の思いをどのように具体化したらいいか、共に考えていただければと思っているところです。

最後になりますが、市民ボランティアの方々や「自然体験広場の緑を愛する会」のみなさまに対し、今回の件について、重ねてお詫びいたします。引き続き「次の時代に美しいふるさとを渡そう」という気運を持続していただきますよう強くお願いすると共に、今回の件で傷つけてしまいましたみなさまの思いをどのように回復できるのか、寄り添いあって考えていきたいことをお伝えして結びとさせていただきます。

平成22年6月23日
日野市副市長 小川 孝

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我々緑を愛する会としても、伐採されてしまった植物、
そしてその成長を願って一緒に関わって頂いた皆さんの気持ちを考えると、
残念という言葉では言い表せないものがあります。
緑を愛する会のブログで、個人的感情を述べるべきでないと思いますが、
多くの方々に支えられて共に汗を流し、その後手入れを続け、
それらが概ね順調に育ちだしたところだっただけに、正直ショックでありました。
しかしながら、嘆いているだけでは何も前に進みません。
今後は上記の文章にもあるように、市役所と話し合いをしながら、
残された土地が少しでも緑が生きる場所になるように活動をしていきたいと考えています。

今後この場がどのような形で取り上げられていくか、まだ全く未知数ですが、
日野市の、そして仲田の森の緑を愛する皆さんもどうぞそのお気持ちを大事にして頂いて、
もし我々の活動、提案に共鳴される時にはサポートを頂けると助かります。
どうぞよろしくお願い致します。

自然体験広場 開設

いよいよ自然体験広場 開設されます。7月20日~
(日野市ホームページ)
http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/183,846,193,html

「願っていること」…<10年以上前からある看板>
この自然体験広場では、禁止事項のない自由な空気の中で、
子ども達が自らの責任で伸び伸びと活動して、
生き生きと活性化してくる事を願っています。
(上記HPより引用)


「自らの責任だからこそ伸び伸びと遊べる」
この考え方が広く皆さんに伝わりますように…

2010年7月14日水曜日

7月4日森のお茶会報告

7月の日曜午後、第三回森のお茶会が開かれました。
この日はお茶を飲みながら、仲田の森と親しむのが趣旨です。

森で出会った初めての人とも机をを囲んで。
都内の方から、ふらふらと、木をもとめて電車を下りたのが日野、という人もいました。
なんとも不思議な出会いですね!


森ならではのものを見てみよう、ということで
顕微鏡をつかって…腐葉土をみてみたら
ピクピク動く生き物が…センチュウというらしいです。
しばらく生きていました。

7月25日のイベントでは同じようにみられるよう準備予定です。

中を案内しましたら、気にいった木をみつけて、
思わず抱きついてしまった人もいました。また会えるといいね。


木が減っています、というお話をしていましたら、
ぜひなんとかしたい、ということで、木をプランターに植替えました。
プランターなら必要時に移動ができます。


次に来たとき元気で会えるといいね。
桑ハウス前に置かせていただきました。

作業を終わりましたら、仲田の森の小川で
エビとヤゴとガガンボの幼虫を捕まえてきた子どもたちがいました。


ほか、たまたま入ってきた子ども連れの家族とも談笑して
この日は終わりました。
夕立もありましたが、森の一日はのんびりでした。
また一緒にのんびりしたいね。

また、カンパをいただきました。ありがとうございます。
当会の活動は皆さんのカンパ・御支援と
ちょっと~自腹で行っているボランティア団体です。

2010年7月12日月曜日

コメントができるように

ブログにコメントができるようになりました。
各項目下の「コメント」をクリックすると記入画面が出てきます。

桑ハウス(旧第一蚕室)について

桑ハウス<旧第一蚕室の魅力>のご紹介です。
建築士事務所のTownFactoryの酒井哲さんが
イラストや図を用いて分かりやすく解説しています。
http://townfactory.jp/column/hinoartfes2007.html
上記HPより引用


この度リンクをさせていただきました。ありがとうございます。

3種類4本、大型植物が移植される

ご報告が遅くなり申し訳ありません。

「ふれあいホール」の工事にともない、
3種類4本の植物移植(ひっこし)が行われました。
本件は当会からのお願いもありましたが、
関係者皆様の厚いお志とご協力により実現しました。ありがとうございます。

これらの木々は皆さんにあたたかく見守っていっていただければ、
元気に育つと思います。
5月以降の植物移植は、春に一回芽吹いた葉がもう一度芽吹き直さねばならず、
移植先で根付くのが厳しい時期なのですが、
幸い今年は梅雨入り大変遅くなりましたので、うまく行くよう願いたいと思います。
木は声をかけるだけでも元気が出るといいます。

★★「乳イチョウ」移植★★
去る6月30日に乳イチョウの移植が行われました。
現在は大きいトウカエデの隣に移植され、根付くまでワイヤーで固定されています。
工事終了まで仮囲い(鉄板)の向こうにありますので、
間近で見る機会がないかと思いますが、仮囲いから枝が見えています。
新設される「ふれあいホール」とともに、
「森の待ち合わせシンボルツリー」として元気に育つよう願いたいと思います。

この度、作業を見させていただきました。ありがとうございます。
当時体調を崩し気味で皆様にお声かけできず、申し訳ありません。

持ち上げるための下準備作業


つっているところ(木の根と土のついたまま運びます)
背景に解体されるカッパハウスが見えます。


掘った後の穴

写真でもわかるように底は砂だらけでした。
ここはかつて多摩川の川底だったことを物語っています。
日野第一中学校のケヤキ移植でも、川底と思われる礫(れき)がでています。

移植した乳イチョウは後ほど見させていただこうと思っています。
おたのしみに。

サイズは長さ15m、重さ17トン、根鉢は直径約3.7mとのことです。


「乳イチョウ」には「木根(きこん)」と呼ばれる乳が数多く発達しています。
イチョウは長生きする木で、仮に「乳イチョウ」があと400年生きると
八王子市の「大塚神明社のイチョウ」のようになります。

以下ページに資料があります。この木にも数多くの木根があります。
http://www.geocities.jp/y_tadashi_jp/ootukasinmeisya/sinmeisya.htm
八王子市HP
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/rekishibunkazai/bunkazai/8929/016184.html

★★「桑」移植★★
桑のシンイチノセ(♂+♀)移植が6月下旬行われました。
スポーツ公園北側、駐車場隣に夫婦で植えられています。
簡単に見られるので是非みてみてください。

この木はオニグルミとともに「桑の会」さんがご指摘になり、移植が実現しました。
仲田の森は昭和3年~54年まで「農林省・蚕糸試験場日野桑園」でした。
当時は養蚕業を支えるための優秀な桑と蚕の研究をしていました。
桑を移植する意義は、歴史上の実際の物が残らなければ、
日野の大事な「町のルーツ」の一つがなくなってしまうからです。
ルーツのない町ほどアイデンティティを失った平凡な町はありません。
日野の養蚕(ようさん)は新選組のできた資金的背景に深く関与していたことでしょう。

養蚕とは、桑をエサとする蚕(カイコ)から、絹をとる産業です。
戦前は日本の基幹輸出産業でした。いまの車産業のように。

★★「オニグルミ」移植★★
オニグルミの移植が6月17日に行われました。
場所は自然体験広場西側(緑のたからばこ)隣、
ふれあいホールで新設される駐車場の一番端になります。

秋にクルミの実をつけてくれます。食べた事ありますか?
ケーキのトッピングに使われたりするらしいですよ。
今年の秋、皆さんとともに味覚を体感できるといいですね。


移植は無事成功したようなのですが、
それに伴い不幸なことが起きてしまいました。
後ほど掲載いたします。

2010年7月10日土曜日

【緊急告知!】仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント@7月25日

<仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント>
  ~森でお茶とともに…For You~

日時 : 7月25日(日)10:00 ~ 16:00
 (途中参加可・早退OK。雨天決行)

対象年齢: 幼児~お父さんお母さん、おじいさん・おばあさんまで

持ち物 :・生物観察に必要な道具
     (鉛筆・ノート・エビ取りの小さな網・水の入る密封しない入れ物) 
      <森の大地の地層と木の関係を知ろう>
      <腐葉土おっ!?>
      <ペットボトル魚とり>
         …に参加したい人は、空のペットボトル3個

       ※ 講師は時間内一人常駐。
         上記内容は時間内で希望者が揃ったとき随時行います。
         他の講師は神出鬼没の予定
      
     ・お茶のみ用マイカップ、軍手、タオル
      (こちらはお茶の用意だけでお昼の用意はありません)
      

(こんなのが仲田の森にいたよ…7月4日)

先日このブログの記事「水の生き物大発見!」
http://nakadanomoridayori.blogspot.com/2010/06/612.html
や「鳥がたくさんきてます!」
http://nakadanomoridayori.blogspot.com/2010/06/612_13.html
でもお伝えしましたが、ここ仲田の森には様々な生き物がいます。

鳥や水生生物だけではなく、昆虫、時に4本足の動物、そしてもちろん植物たち。
いよいよ夏休みに入ったみんな、仲田の森の生物に出会いに来ませんか?
普段、街の中では見ることのできない生物と出会って観察すれば、
夏休みの自由研究にイイよね~♪当日は森の植物だけではなく、
特別ゲスト「ムシムシ博士」も登場(予定)! 
君たちが見つけた昆虫のことや虫の見つけ方について語ってくれます。
もちろん生き物相手なので、必ず出会えるとは限らないけれど、それもまた勉強の1つですね。


そして、もう1つ知っておいて欲しいことがあります。
それはこれらの生き物が生きていく時必ず必要なもののことです。
それって何だと思います?空気?水?太陽?もちろんそれらも大事ですが、
森が生きていくためにはそれを育む「土」も欠かせない要素の1つなんです。
普段は目立たない地味な存在ですが、
「腐葉土」(ふようど)が無ければ森は育っていきません。
その仕組みについても実物を見ながら解説したいと思います。

尚、この前の記事でお伝えしたように、
当会では「粗朶垣」を設置して、木の根の保護と「土」の養生をしてきましたが、
夏の間「安全上」のために粗朶垣を一時撤去することになりました。
それに伴って、木の周辺の「腐葉土」を一時的に移動したいと思います。
これは元々粗朶垣の下にあった腐葉土が風などで飛んでしまうのを懸念して、
一時的に土を保全するのが目的です。
当日はこの作業も行っていますので、
お兄さん、お父さん、お母さん、手を貸していただけると助かります。
おうちの人みなさんで、森の健康のためによろしくお願いします!

さて、森の中は外と比べて、気温も2,3度下がります。
その空気の違いも肌で感じてみて下さい。
また、観察や作業に疲れたら、美味しいお茶も用意してあります。
どうぞお茶を飲みながら、ゆっくり語り合いましょう。
また、皆さんと森の中で豊かな時間を過ごせるよう、
緑を愛する会一同、お待ちしております m(_ _)m