樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2010年7月30日金曜日

7月25日仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベントご報告 その1

この前の日曜日25日に「仲田の森で夏休みの自由研究!&腐葉土移動イベント」無事行うことができました。当日参加してくれたのはベビーカーに乗った赤ちゃんから大人まで、のべ30人以上の皆さんです。

仲田の森の、鳥のお話

まずはある程度人数が集まったところで、今日の特別講師である福本先生から鳥のレクチャーを受けました。


福本先生は鳥の深い知識をお持ちです。最初に「今日この仲田の森で見かけた鳥は何種類くらいいたと思いますか?」と質問を投げかけられました。皆さんはどれくらいだと思います?実はわずか30分程度の間にヒヨドリやシジュウカラを始めとして10種類くらいの鳥(※注1)の声や姿を見かけられたとのこと。それから画像をプリントアウトしてきて下さったものを使って、それぞれの鳥の姿や特徴を教えて頂きました。みんな吸い込まれるようにお話に聞き入ってしました。普段、自然と離れた生活をしていると、自分の身の周りには自然の生き物がいないなぁなんて感じることもありがちですが、ちゃんと自然に「アンテナ」を立てていると、自然は応えてくれるんですね。そのアンテナの感度をあげることを教えて頂いた感じがしました。


仲田の森の、腐葉土のお話



次にもう1人の特別講師、柳元先生から「腐葉土」についてのレクチャーです。柳元先生はペットボトルの底と蓋を抜いたものに腐葉土を詰めたものを用意して来て下さいました。そのペットボトルを逆さに持って、水を注ぎ込みます。普通に考えたら、ペットボトルの下の口から水がダラダラもれる、はずですよね。しかし、予想に反して、水はすぐには出てきません!500ml…1Lと注いで、ようやく下から漏れてきました。つまり、2Lの腐葉土ならば約1Lの水を吸収することができるわけです。その「腐葉土」の保水力が森に潤いを保ってくれるのですね。
また柳元先生はこの森の歴史、すなわち蚕糸試験場だったこと、それが出来る経緯、そしてそこで働いておられた、まだお元気な方に伺ったことなど貴重なお話をして下さいました。


仲田の森の腐葉土はどこからくるの?

三番目に当会の佐伯がその「腐葉土」がどうやって作られるかについて、小冊子「仲田の森と人のぐーるぐる」を使いながら説明しました。この小冊子、実は「森のお茶会」に来て下さっているWebデザイナーの玉腰さんのご協力でできた力作!です。この小冊子で森と自分自身とのつながりや循環を感じてもらえたら、と思っています。

さて、土について説明するだけではなく、実際に「腐葉土」を感じてもらおうと、みんなで「腐葉土」が積もった場所に移動し、実際に土に触ったり、匂いを嗅いだりしてもらいました。
リアルに土の大事さを感じてもらえたのではないか、と思います。


様々な虫との出会い



ここで森昆虫博士S君は森の中から早速カブトムシ発見!流石ですね。また、ジュニアリーダーの方が生きたタマムシを見つけて持ってきてくれました。正にこの森の豊かさを感じる時でした。それを見たハナちゃんは紙に絵を描き始めました。お母さんの話では、自分から積極的に絵を描くのはなかなかないそうで、ハナちゃんの積極的な変化に、お母さんも大変よろこんでいました。森の豊かさは人の”こころ”も暖かくしてくれるのですね。わたしも幸せになりました。


おねがい
帰る前に見つけたところに返してあげよう。そうすれば、また元気な姿がみられるよ。持って帰るとどんどんいなくなっちゃうよ。

≪その2へつづく…≫

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