樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2010年7月16日金曜日

オニグルミ移植及び2010年2月に移植した植物について

このブログでもお伝えした、オニグルミの移植が6月17日に行われました。
移植後、無事根付いてくれることを我々としては願いつつ見守っていきたいのですが、
ここで一つ皆さまに悲しい事実をお伝えしなければいけません。
事前の計画としてはオニグルミは移植エリアで、
2010年2月に30数名の皆さんに参加して頂いて移植した植物たちと共に育っていってくれるはずでした。しかし、オニグルミの移植が行われた週末に仲田の森の様子を見に行くと、
オニグルミ周辺の以前に移植した植物は全く無くなり、
オニグルミのみが裸地となったスペースに植えられていました。

画像赤エリアに、皆様と2010年2月に植物移植をした植物たちが春に芽吹き、育っていました。


そこで緊急に市役所に連絡を取り、事情を確認して頂きました。
市役所の方でも現場の方々と話をし、やりとりをした結果、
以下のような文書で説明と謝罪がなされることとなりましたので、この場を
通じて、皆さんにお届けしたいと思います。

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自然体験広場の緑を愛する会
代表 佐伯 直俊 殿

日頃から市政にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
とりわけ、ただいま工事を進めております(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事に対してご理解をいただき重ねて御礼申し上げます。

さて、(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事についてですが、現在、敷地内の樹木の移植や伐採を進めているところです。大変申し上げにくいことではありますが、請負者の指示・伝達の不徹底により、貴殿の呼びかけによる市民ボランティアの方々が移植した樹木を誤って伐採してしまいました。このことで、市民ボランティアの方々の思いや「自然体験広場の緑を愛する会」の取り組みを深く傷つけてしまいましたことについて心からお詫び申し上げます。

伐採に至ってしまった経過は、次のとおりです。平成22年6月17日、請負者は、鬼胡桃の移植先の目印として駐車場予定地の西側の掘削を行いました。掘削後、敷地境界線上の樹木の伐採範囲を示していたトラロープを、掘削部分への安全対策の目的で、鬼胡桃の移植先を囲むように張り替えました。このときの作業は2次下請業者の職長が行いました。翌18日、前日とは別の2次下請業者の作業員が、鬼胡桃の移植先に隣接していた市民ボランティアの方々が移植した樹木がトラロープの範囲内にあったため、誤って伐採してしまいました。市では、市民ボランティアの方々の思いを大切にするため移植、伐採に先立って、敷地内、周辺の樹木の移植、伐採について請負者と現地で、切ってよいものと切ってはいけないものの確認を行ってきていたこともあり、今回の件は、非常に残念なことと思っております。原因としては、請負者の日々の作業状況の確認が不徹底であったことや作業員への指示、伝達が不十分であったことが主なものです。市としては、今後このようなことが起こらないよう、請負者へ改善措置を求め指導を強化してまいります。

今回、誤って伐採してしまいました樹木は、2月6日に貴殿が主催されました「自然体験イベント 樹木のお引越」で、小さなお子様を含めた市民の方々30名以上が、午後1時から半日かけて移植した約13種類、25本で思いが込められた樹木です。今後、整備が進むだろうと予測される自然体験広場の緑を、一時的に移植し、少しでも将来に引き継ごうという取り組みには本当に共感を覚え、支援してきました。さらには、「次の時代に美しいふるさとを渡そう」をスローガンに、「水と緑の文化都市」の完成を目指す市の姿勢とも同じものであるように感じております。

誤って伐採してしまった樹木は、残念ながら伐採前の状態に戻すことはできません。また、同じような樹木を新たに植樹すれば済むとも考えられません。市民ボランティアの方々の思いや「自然体験広場の緑を愛する会」の取り組みを大きく損なうこととなってしまいましたことは、とり返しのつかないことと感じています。その、何にも代えがたい思いに対して、今後の(仮称)市民の森ふれあいホール建設工事において、少しでも緑を将来に引き継ごうという市民ボランティアの方々の思いをどのように具体化したらいいか、共に考えていただければと思っているところです。

最後になりますが、市民ボランティアの方々や「自然体験広場の緑を愛する会」のみなさまに対し、今回の件について、重ねてお詫びいたします。引き続き「次の時代に美しいふるさとを渡そう」という気運を持続していただきますよう強くお願いすると共に、今回の件で傷つけてしまいましたみなさまの思いをどのように回復できるのか、寄り添いあって考えていきたいことをお伝えして結びとさせていただきます。

平成22年6月23日
日野市副市長 小川 孝

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我々緑を愛する会としても、伐採されてしまった植物、
そしてその成長を願って一緒に関わって頂いた皆さんの気持ちを考えると、
残念という言葉では言い表せないものがあります。
緑を愛する会のブログで、個人的感情を述べるべきでないと思いますが、
多くの方々に支えられて共に汗を流し、その後手入れを続け、
それらが概ね順調に育ちだしたところだっただけに、正直ショックでありました。
しかしながら、嘆いているだけでは何も前に進みません。
今後は上記の文章にもあるように、市役所と話し合いをしながら、
残された土地が少しでも緑が生きる場所になるように活動をしていきたいと考えています。

今後この場がどのような形で取り上げられていくか、まだ全く未知数ですが、
日野市の、そして仲田の森の緑を愛する皆さんもどうぞそのお気持ちを大事にして頂いて、
もし我々の活動、提案に共鳴される時にはサポートを頂けると助かります。
どうぞよろしくお願い致します。

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