樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2010年7月30日金曜日

7月25日ご報告・その2

腐葉土と粗朶(そだ)の移動

お茶とお昼で一服した後は今回のもう1つのテーマ「腐葉土」移動です。元々この森は人の出入りが限られていたため、そのままの状態が残されていましたが、現在多くの人がこの森に関わって、入ってきてくれる機会が増えたことで土も踏み固められたりしてしまっています。そうすると腐葉土の層が無くなったり、風で飛ばされて薄くなったりしている場所が増えているのですね。



もちろん多くの人がこの仲田の森を知ってくれることは嬉しいことなのですが、腐葉土はこの森の生態系を支える大事な土台ともいえる存在で、無くなってしまっては一大事です。そこで緑を愛する会では夏の開放の時期だけ「腐葉土」を移動し、市役所と秋以降相談の上適切な場所に復旧しようと考えています。今回はその「腐葉土」移動と、木の根保護のための「粗朶垣(そだがき)」用に積まれていた枝の移動を作業することになっていました。



正直やる前は「これだけの土や枝の移動をできるのかな?」と不安だったのですが、作業を始めてみると、お手伝い下さった参加者の方々のエネルギーや意欲も高く、次々に運んでいってくれました。また、単調な作業もみんなで話しながらやると楽しいものです。一人でやるとツライ作業もみんなで楽しく、しかも当初の予定よりぜんぜん短い時間で終えることができました。本当にありがとうございました。移動先でどんな良い土になってくれるのか楽しみです。



作業の合間にはこのイベントに来られた方や通りすがりの方とお茶を飲みながら語らう時間がありました。こういう時間って大事ですよね。初めての人たち通しが無理なくお互いを知り合ったり、森の空気を感じたり。ここでは街の中と違う空気、時間が流れているのを感じられます。


水中の生き物をつかまえよう

夕方になって、魚や水の中の生き物観察に出かけました。まずはペットボトルを使って、それぞれが「セルビン」を作ります。「セルビン」は、中に撒き餌を入れて、魚や水の生き物をおびき寄せて捕獲する罠の一種です。森の中に引き込まれた小川、そして外の用水に「セルビン」を仕掛けます。何が獲れるかな?ワクワク・・・。



結果は、ザリガニ、カワニナ、川エビ(※注2)でした。
残念ながら今回魚は獲れませんでしたが、やはりこの仲田の森とその周りの水の環境は豊かな生態系を育んでいることが目で実際に確かめられました。皆さんは日ごろ歩いている道の脇の水の中にこんな生き物がいるのを知っていましたか?ちなみにこれらの生き物たちは十分に観察させてもらったら「ありがとう」と一緒に元の水の中に戻しました。大きく育ってほしいですね。


≪その3へ続く…≫

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