樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2013年3月22日金曜日

【コラム】 日野の観光と自然の価値

日野は都内でも有数の緑と水のあふれる街といわれています。日野の自然は、東京都内ほかの区市町村から一歩飛びぬけてアピールできる特徴的な街なのです。区内のコンクリート環境にお住いの方々に伺いますと、日野は恵まれています。

そのような宝を日野は持っているにも関わらず、日野市の統計では緑地面積の減少は一向に歯止めがかかっていません。水と安心してふれあいができる用水路もそうです。残された緑地(草木)と用水という”資源”は、いまも消え続けています。このままでは他の町と変わりなくなって、いずれ埋没してしまいます。

いま日野では、観光による町おこしをしようという機運が若手を中心に生まれています。その際に必要になってくる大きな要素は「自然」という景観なのです。都内の方々が多く訪れる人気の高尾山は、利便性すぐれたアクセス環境なのに「本物の自然」が豊かという理由によるでしょう。都内からのアクセスという立地条件では、日野は高尾山よりもさらに恵まれています。しかし今の日野は、価値づけする言葉を持っていない(もしくは身近すぎて気づいていない)ので、ただの通過地点になっています。

ぜひその時がくるまでに、規模は小さくとも「本物の自然」を残して、準備しておきたいですね。「本物の自然」があれば、将来必ず、日野の価値は上がるものと信じます。都内の方々へのヒアリングでは、「本物の自然」を求める気持が非常に高いのです。イミテーションの自然では経費がかかるばかりか、その気持に応えうる価値づけができません。日野は「本物の自然」を抱えた恵まれた街なのです。「本物の自然」とは、人が消費する対象としての自然ではなく、循環する自立した自然です。それについては後ほど記述します。

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