6月6日、「市民の森ふれあいホール」建設に際して
伐採される樹木、移植される樹木について
文化スポーツ課から説明がありました。
(1)特大ケヤキ
「ふれあいホール」は各施設増設のため、当初の計画よりも大きくなり、
仲田の森で一番大きいケヤキはその建物の角にあたってしまいました。
工事では根を半分に切断することになり、倒木の危険回避を誰も保障できないこと、
根を半分にすれば木は半分枯れるので、立ち枯れ後の対策方法がないことから、
伐採しか選択肢がないそうです。
説明のため分かりやすくラインを引いてくださいました。
青線…建物の壁中心(左右約50cmに壁が来る、画像左側が建物内)
赤線…建物の基礎で穴を掘る場所(線より左側に掘る)
黄線…配管
このケヤキは、ここに巨大な木があったと、
新しい建物のなかに記憶をとどめるため、
幹を残し、乾燥させて、テーブルなどに加工、
新築の「ふれあいホール」内などで利用される方向で
乾燥仮置きの許諾をいただきました。
2m前後の丸太が仲田の森内に仮置きされますが、
ご理解の程、どうぞよろしくお願いします。
(2)乳イチョウ移植
乳イチョウ移植に際して、通称「乳(木根)」の部分を
出来るだけ残す方向で作業したいと話されていました。
こちらの意図に沿って計画してくださり、感謝であります。
ただ、作業上どうしても切らざるをえないこともあるそうです。
(現段階の予定では赤色の部分で切断)
(3)オニグルミ移植
(4)桑の木(♂・♀)「スポーツ公園」に移植
「オニグルミ」に関しては2月に根廻しを施してあり、
(参照:2月6日)
http://nakadanomoridayori.blogspot.com/2010/02/blog-post_11.html
移植の下準備ができていますが、
「乳イチョウ」「桑の木」に関してはその作業をしていません。
一般的に植物移植は2月~3月、葉の出る前に行うのが鉄則で、
梅雨に入ってからは、移植後かなり根づきにくいと言われています。
しかし「ふれあいホール」の工期的に間に合わないこともあり、
工事進行に合わせ順次移植していくことになるそうです。
なんとか根付いてもらうためにも、梅雨入りがさらに遅くなることを祈り、
とくに乳イチョウに関しては、移植後根付くよう祈るばかりです。
また、オニグルミの移植では、メインストリート内を移動するため、
移植するオニグルミの枝、または移動中ぶつかる仲田の森の木を
切って移動する可能性があります。
工事に伴い、仲田の森の風景も変わっていくことでしょう。
もし切らざるをえない木があったとしたら、
「緑のたまてばこ」に移植した木々を、
今後活用することがあるかもしれません。
できるだけその必要がないことを願いたいと思います。
日野市上層部には、一部、我々の願いが届かず
残念な結果でありますが、しかし担当者の方の、
きちんと説明をして下さった、その誠意と配慮に感謝したいと思います。
今後も我々は協力して、少しでも緑を残せるよう
活動していきたいと思います。
自分の住みやすい街をつくるには、自ら提案し、
自ら汗を流して作り上げていく、そういうことが、
今の世では求められているように感じています。
いままで ありがとう
ときにブランコの木にもなってくれたね
おぼえているよ
移植を待つオニグルミ(保護の布が巻かれています)
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