日野市が春以降に予定している「ふれあいホール」建設にあたって、
その建設地に生える植物の保護、
”仲田の森”の動植物多様性の保持・増進を目的とした
植物移植(植物のひっこし)作業を行います。
植物の移植保存活動は、今回がラストです。
小さいお子さんから大人まで、楽しみながら作業をしたいと思います。
ぜひとも皆さまにご参加いただきたいと思います。
当日は移植活動を行った後、暖かい味噌汁をすすり、
体を温めて散会としたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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◆日時◆
2010年 2月6日(土曜日)午後1時~
<雨天予備日>
3月14日(日曜日)午後1時~
◆持ち物◆
軍手、飲み物、タオル、
お椀、おはし、味噌汁の具
(必要な人は着替があるといいかも)
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【お願い】
当日の作業や事前準備のお手伝いいただける方を募集しております。
私たちが自然の恵みを受けるには、
私たち自身の手で共に育てていく必要があります。
その育てた自然は、私たちの憩いの場となり、
数十年後の子にも共通した財産となることでしょう。
その基礎となる、この有意義な活動にご理解いただき、
ご参加いただければと思います。
2009年12月25日金曜日
仲田の森の 植物のおはなし
桑をテーマに街づくり活動をしている「桑の会」から、
仲田の森の植物について調査報告がありました。
出典は「湧水」第78号(発行:まちづくりフォーラム・ひの)
桑の会から承諾を得、その要約を載せます。
植物の移植(ひっこし)で貴重な知識ですので、
ぜひ一読いただければと思います。
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仲田の森はかつて「蚕糸試験場」であった。
(「絹」きぬをつくる「蚕」と、その餌である「桑」を中心とした研究施設)
この場所が昭和55年につくば市に移転で閉鎖され、
約30年の長い時間のなかで樹林地内部が保存された結果が幸いして
樹木は繁茂し、「都市の中の平地林」ともいえる魅力あふれる緑が残された。
植物の一部は市民の手で「緑のたまてばこ」として移植保存されている。
「チチイチョウ」「オニグルミ」「桑・イチノセ」の保存も決まった。
「桑・イチノセ」は当時から植えられていたと思われる樹である。
そのほかに、桑に代わる人工飼料の研究をしていた関係で、
以下の植物が旧蚕糸試験場と関連付けられて存在していることがわかった。
◆「ハリグワ」
クワ科の樹木。葉は桑の代用になる
◆「シンジュ(ニワウルシ)」
ニガキ科の樹木。
テンサン(天蚕)という「ヤママユガ」が好む飼料樹。
ヤママユは美しい緑の絹糸を恵んでくれる。
織物家には大変貴重な絹糸で、天皇家にも献上されている。
テンサンはシンジュ以外に、ケヤキ、エノキ、エゴノキ、クヌギ
などを好んで食べるので、試験場内に植えられていた可能性もありそうだ。
【補足:緑を愛する会】
ケヤキ・エノキ・エゴノキは現地で2008年に確認されている。
今まで敷地内に生えていた樹木も、
理由があって植えられた可能性がありそうだ、
ということに改めて気付いたのである。
かつて養蚕をしていた農家も、日野市内に遺されていることも分かっている。
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先日の確認ではシンジュ、エゴノキはまだ移植されていないようなので、
移植のときに植えかえたいと思います。
仲田の森の植物について調査報告がありました。
出典は「湧水」第78号(発行:まちづくりフォーラム・ひの)
桑の会から承諾を得、その要約を載せます。
植物の移植(ひっこし)で貴重な知識ですので、
ぜひ一読いただければと思います。
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仲田の森はかつて「蚕糸試験場」であった。
(「絹」きぬをつくる「蚕」と、その餌である「桑」を中心とした研究施設)
この場所が昭和55年につくば市に移転で閉鎖され、
約30年の長い時間のなかで樹林地内部が保存された結果が幸いして
樹木は繁茂し、「都市の中の平地林」ともいえる魅力あふれる緑が残された。
植物の一部は市民の手で「緑のたまてばこ」として移植保存されている。
「チチイチョウ」「オニグルミ」「桑・イチノセ」の保存も決まった。
「桑・イチノセ」は当時から植えられていたと思われる樹である。
そのほかに、桑に代わる人工飼料の研究をしていた関係で、
以下の植物が旧蚕糸試験場と関連付けられて存在していることがわかった。
◆「ハリグワ」
クワ科の樹木。葉は桑の代用になる
◆「シンジュ(ニワウルシ)」
ニガキ科の樹木。
テンサン(天蚕)という「ヤママユガ」が好む飼料樹。
ヤママユは美しい緑の絹糸を恵んでくれる。
織物家には大変貴重な絹糸で、天皇家にも献上されている。
テンサンはシンジュ以外に、ケヤキ、エノキ、エゴノキ、クヌギ
などを好んで食べるので、試験場内に植えられていた可能性もありそうだ。
【補足:緑を愛する会】
ケヤキ・エノキ・エゴノキは現地で2008年に確認されている。
今まで敷地内に生えていた樹木も、
理由があって植えられた可能性がありそうだ、
ということに改めて気付いたのである。
かつて養蚕をしていた農家も、日野市内に遺されていることも分かっている。
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先日の確認ではシンジュ、エゴノキはまだ移植されていないようなので、
移植のときに植えかえたいと思います。
2009年12月24日木曜日
2009年12月23日水曜日
粗朶垣(そだがき)のおはなし
本日は粗朶垣(そだがき)のおはなし。
粗朶(そだ)は細い枝や幹を束ねたもの、
垣(かき)は垣根のことですね。
細い枝や幹の束なった垣根。粗朶垣といいます。
この事を知ったのは「倉沢里山を愛する会」の活動でした。
http://www.alice-fm.info/
最近はお手伝い行ってないな…(汗)すいません。
自然体験広場に来てもらうと見えると思うんですが、
大きな木の根元の周りや、移植をしたエリアを分かりやすくするため、
粗朶垣を作っています。
大きな木の根元に作っているのは、根元の土をどんどん踏み固めると、
木が後々、枯れてしまう原因になるからです。
影響は5年先とか20年先に出てきます。
それを予防する措置として行っています。
粗朶垣は、昆虫の越冬地にもなります。
(いまから作るのは昆虫にとって遅いかも、だけど…)
色々な昆虫が来れば、鳥も来て、鳥が種を落とし、
植物も多様性がまた増えることでしょう。
本来の粗朶垣は、4本以上の杭を打ち、
その間に枝・幹・葉を積み上げていきます。
杭を買う予算がないので、現状は、枝を集めて積み上げた状態です。
~それでは、粗朶垣の作り方です~
枝を集めます。
リヤカーがあるので、これで集めると便利。ネコもあります。
枝を下ろします。
つみあげて完成。 ほら、かんたん。
(もう少し垣根の輪を幹と離した方が、腐朽菌対策としていいかも。)
「ふれあいホール」建設で伐採される植物の、
移植(植物のひっこし・'08年3月官民協働)をしたエリアの粗朶垣。
皆さんも、現地に来ましたら、
まずは1本でいいので、枝を積んでみてください。
これで貴方も「ソダガキ・パートナー」、仲田の森の一員です。
次回は、自然体験広場に生えている植物のおはなし。
ここに自然に生えている植物は、実は昔の「蚕糸試験場」と
切っても切れない関係の植物であった、という
ここで活動される「桑の会」が発見されたおはなしです。
1月以降の移植活動(植物のひっこし)に関係します。
是非ご覧ください。
粗朶(そだ)は細い枝や幹を束ねたもの、
垣(かき)は垣根のことですね。
細い枝や幹の束なった垣根。粗朶垣といいます。
この事を知ったのは「倉沢里山を愛する会」の活動でした。
http://www.alice-fm.info/
最近はお手伝い行ってないな…(汗)すいません。
自然体験広場に来てもらうと見えると思うんですが、
大きな木の根元の周りや、移植をしたエリアを分かりやすくするため、
粗朶垣を作っています。
大きな木の根元に作っているのは、根元の土をどんどん踏み固めると、
木が後々、枯れてしまう原因になるからです。
影響は5年先とか20年先に出てきます。
それを予防する措置として行っています。
粗朶垣は、昆虫の越冬地にもなります。
(いまから作るのは昆虫にとって遅いかも、だけど…)
色々な昆虫が来れば、鳥も来て、鳥が種を落とし、
植物も多様性がまた増えることでしょう。
本来の粗朶垣は、4本以上の杭を打ち、
その間に枝・幹・葉を積み上げていきます。
杭を買う予算がないので、現状は、枝を集めて積み上げた状態です。
~それでは、粗朶垣の作り方です~
枝を集めます。
リヤカーがあるので、これで集めると便利。ネコもあります。
枝を下ろします。
つみあげて完成。 ほら、かんたん。
(もう少し垣根の輪を幹と離した方が、腐朽菌対策としていいかも。)
「ふれあいホール」建設で伐採される植物の、
移植(植物のひっこし・'08年3月官民協働)をしたエリアの粗朶垣。
皆さんも、現地に来ましたら、
まずは1本でいいので、枝を積んでみてください。
これで貴方も「ソダガキ・パートナー」、仲田の森の一員です。
次回は、自然体験広場に生えている植物のおはなし。
ここに自然に生えている植物は、実は昔の「蚕糸試験場」と
切っても切れない関係の植物であった、という
ここで活動される「桑の会」が発見されたおはなしです。
1月以降の移植活動(植物のひっこし)に関係します。
是非ご覧ください。
2009年12月17日木曜日
2010年以降の動向について
自然体験広場(仲田の森)は
「ふれあいホール(体育館)」の建設がいよいよ始まります。
1月に落札業者が決まり、3月の議会承認の手順を得て、
着工されるとの事です。
1月に大きい樹木の移植(ひっこし)下準備が始まり、
それはしばらく置いた状態ですが、
静かな森もこれで最後になります。
そこで当会では1~3月に「静かな森ツアー」
伐採される「植物の移植」等を計画しています。
順次予定を出していきますので、
どうぞご参加の程よろしくお願いします。
また、現地で何かをされる際には是非お知らせください。
当ブログで紹介したいと思います。
近隣の方で、森の中で「ふれあいホール」の建てられるエリアが
お分かりにならない方がいらっしゃいました。
いま更地になっているエリアに、
「ふれあいホール」が建つと思っている方が多数いらっしゃいます。
近隣の方にきちんとした情報が伝わっていないので、当会も
大変困惑しております。当会としては、仲田の森が市民に開かれた
有意義な場所になることを目指して活動してまいりましたが、
そのためには地元の方が正確な情報を知っておられることが
大事だと思います。
日野市の発表した資料を元に作成した地図を添付します。
※本資料を引用される場合は、事前に必ずお知らせください。
「ふれあいホール(体育館)」の建設がいよいよ始まります。
1月に落札業者が決まり、3月の議会承認の手順を得て、
着工されるとの事です。
1月に大きい樹木の移植(ひっこし)下準備が始まり、
それはしばらく置いた状態ですが、
静かな森もこれで最後になります。
そこで当会では1~3月に「静かな森ツアー」
伐採される「植物の移植」等を計画しています。
順次予定を出していきますので、
どうぞご参加の程よろしくお願いします。
また、現地で何かをされる際には是非お知らせください。
当ブログで紹介したいと思います。
近隣の方で、森の中で「ふれあいホール」の建てられるエリアが
お分かりにならない方がいらっしゃいました。
いま更地になっているエリアに、
「ふれあいホール」が建つと思っている方が多数いらっしゃいます。
近隣の方にきちんとした情報が伝わっていないので、当会も
大変困惑しております。当会としては、仲田の森が市民に開かれた
有意義な場所になることを目指して活動してまいりましたが、
そのためには地元の方が正確な情報を知っておられることが
大事だと思います。
日野市の発表した資料を元に作成した地図を添付します。
※本資料を引用される場合は、事前に必ずお知らせください。
2009年12月16日水曜日
「いもいも会」ご報告(1)
「いもいも会」ご報告(2)
「いもいも会」ご報告(3)
「いもいも会」のご報告(3)
そして…!芋が焼けました!!(だいたい50分前後)
お芋おいしいね!
落葉と枝のアートが完成!!う~んカラフルぅ。いい感じ。
自然体験広場の落葉で、日頃ご苦労されている近隣の方々にも、
お芋をお配りしました。喜んでいただければ幸いです。
そのような感じで、今回のいもいも会は終了しました。
参加された方々、日野市文化スポーツ課の協力で、
楽しくも充実した時間が過ごせました。
またみんなで、いい時間を過ごしたいですね。
ありがとうございました。
…お願い…
事前準備の実働部隊が不足しています。
楽しい充実した時間を作りたいと思っていますので、
当会の活動に共感いただける方は
ブログ右側/当会のご案内/プロフィール から
Emailでぜひご連絡ください。
「いもいも会」お芋のウンチク につづく
そして…!芋が焼けました!!(だいたい50分前後)
お芋おいしいね!
落葉と枝のアートが完成!!う~んカラフルぅ。いい感じ。
自然体験広場の落葉で、日頃ご苦労されている近隣の方々にも、
お芋をお配りしました。喜んでいただければ幸いです。
そのような感じで、今回のいもいも会は終了しました。
参加された方々、日野市文化スポーツ課の協力で、
楽しくも充実した時間が過ごせました。
またみんなで、いい時間を過ごしたいですね。
ありがとうございました。
…お願い…
事前準備の実働部隊が不足しています。
楽しい充実した時間を作りたいと思っていますので、
当会の活動に共感いただける方は
ブログ右側/当会のご案内/プロフィール から
Emailでぜひご連絡ください。
「いもいも会」お芋のウンチク につづく
「いもいも会」お芋のウンチク
2009年12月6日日曜日
いもいも会のおしらせ
延期になった「いもいも会」のお知らせをはります。
チラシも添付しますので、お友達とぜひおいで下さい。
初冬の新鮮でおいしい空気を吸い、
路上の落ち葉を掃除しながら、お芋を焼き、
みんなで楽しい時間を共有できればと思います。
お芋は地元農家さんが作られたお芋を用意する予定です。
12月12日(土) 午後1時 ~ 4時30分
持ち物・服装 : 汚れてもいい動きやすい服装 軍手
さらに飲み物があるとGood!
※お芋以外に焼いてみたいもの(任意)
…この他にお芋代実費(200円程度)がかかる予定です…
※他に焼きたいものがあれば持ってきてください。
芯をくり抜いてはちみつを入れたリンゴとかいいかも?
★他、やるかもしれない?企画~(おとなの協力が必要)★
・落葉と小枝でアート(なにかはお楽しみ)
・落葉プールで落葉投げ投げ合戦
・木に登ろう会
・ちょっと大きい、たき火大会
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なお、当日は 子どもへのまなざし さんが
「仲田の森であそぼう」を開催しています。
小さい子どもも沢山いるとおもいますよ~
老若男女、みんなでたのしみましょう。
こういうのって、みんなでわいわいやるほうが楽しいからね。
「仲田の森であそぼう」<NPO子どもへのまなざし>
第二2土曜日の午前10時~午後3時
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2009年12月1日火曜日
11月28日のご報告
私が現地に着きましたら、入口で沢山の方々がお待ちになっていました。
ああ、「いもいも会」延期のお知らせは、やはり伝わっていなかったか…(笑)
「12時から待っていたんですよー」そんなお母さんもいらっしゃいました。
子どものために、安全で、のびのびと走り回れる遊び場所がほしい。
お話のなかでは、そのような思いが感じられました。
入口を開け、中に入った後、
落ち葉プールがあったので、落葉かけ合戦をしたり、
張ってあるロープで遊んだり、
居合わせた大人が助け合って、子どもに木登り体験をしてもらったりして、
仲田の森を満喫してもらいました。
また、お母さん方が手伝って下さっておいしいものも…
この歳になって初めて火起こし体験をした、そんなお父さんもいらっしゃいました。
このお父さん、木のぼりチョーうまだったんですよ。
ただ木がある。枝が落ちている。落葉がある。そんな環境のなか、
人と人が「サービスを提供する・受ける」という関係性ではなくて、
居合わせた大人子どもが「協力」し合って、楽しい時間が過ごせるのは、
いまの日本には少なくなった、仲田の森が持っている可能性なのだと、
また改めて実感しました。
今回の入場者数は私が把握しているだけで45人いるので、50人超でしょうか。
しょぼい広報力しかないのに、おどろきです。
万願寺の方から歩いてきて、ぶらりと立ち寄られた方もいらっしゃいました。
次回の12月12日、お待ちしています。
初冬の充実した時間をお過ごしいただければと思います。
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