樹木だけでなくお花を植えて、動植物多様性を増やしていきます。生き生きな公園にしたいと思います。そのためには土をよくする必要があり、卵の殻を募集しています。

2009年12月23日水曜日

粗朶垣(そだがき)のおはなし

本日は粗朶垣(そだがき)のおはなし。
粗朶(そだ)は細い枝や幹を束ねたもの、
垣(かき)は垣根のことですね。
細い枝や幹の束なった垣根。粗朶垣といいます。

この事を知ったのは「倉沢里山を愛する会」の活動でした。
http://www.alice-fm.info/
最近はお手伝い行ってないな…(汗)すいません。

自然体験広場に来てもらうと見えると思うんですが、
大きな木の根元の周りや、移植をしたエリアを分かりやすくするため、
粗朶垣を作っています。
大きな木の根元に作っているのは、根元の土をどんどん踏み固めると、
木が後々、枯れてしまう原因になるからです。
影響は5年先とか20年先に出てきます。
それを予防する措置として行っています。

粗朶垣は、昆虫の越冬地にもなります。
(いまから作るのは昆虫にとって遅いかも、だけど…)
色々な昆虫が来れば、鳥も来て、鳥が種を落とし、
植物も多様性がまた増えることでしょう。

本来の粗朶垣は、4本以上の杭を打ち、
その間に枝・幹・葉を積み上げていきます。
杭を買う予算がないので、現状は、枝を集めて積み上げた状態です。

~それでは、粗朶垣の作り方です~
枝を集めます。
リヤカーがあるので、これで集めると便利。ネコもあります。


枝を下ろします。


つみあげて完成。 ほら、かんたん。
(もう少し垣根の輪を幹と離した方が、腐朽菌対策としていいかも。)


「ふれあいホール」建設で伐採される植物の、
移植(植物のひっこし・'08年3月官民協働)をしたエリアの粗朶垣。


皆さんも、現地に来ましたら、
まずは1本でいいので、枝を積んでみてください。
これで貴方も「ソダガキ・パートナー」、仲田の森の一員です。


次回は、自然体験広場に生えている植物のおはなし。
ここに自然に生えている植物は、実は昔の「蚕糸試験場」と
切っても切れない関係の植物であった、という
ここで活動される「桑の会」が発見されたおはなしです。

1月以降の移植活動(植物のひっこし)に関係します。
是非ご覧ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿